大学院での独白①

2021年4月から在籍する大学について話していく。

f:id:tetsuotesun:20210508033907j:image

元々関西学院大学に在籍していたが、4回の夏に教授に心を折られたことと、理論計算ではなく実際に手を動かしてデバイス作成をしたいということもあり別の大学院へのロンダリングを試みていた。ロンダリング先は色々考えたが、旧帝の有名な研究室は内部のガチ天才たちと戦わなければならないので諦めた。センター試験で9割近くとる人間たちとは頭のできが違うのだ。そこでこの監獄は大学院から始まるので皆一斉にスタートすることができる。また国立であり、学内に寮があるため費用も抑えることもできる。それに加えてグラフェンで有名な先生がいたのでそれが決め手となり受験をケツイした。

受験方法は小論文と面接のみ。数学は英語などの能力は問われない。見られるのは研究に対する熱意が主であった。僕は環境問題とグラフェンを組み合わせ小論文を作成した。面接ではスライドを作って7分間の発表を行い、その後30分ほど質問攻めをされ無事受験は終了となった。終わった感想としてはまぁ大丈夫だろうといった感じだった。事前努力であまりカバーできない分緊張はしたが、面接のできは良かった。結果としては合格で晴れて進学先が決定した。関学内部に先に合格していたため教授に「すいません、これこれで…」という話をした。そのとき自分の人生が今ここで分岐したことを強く痛感した。人間人生のターニングポイントがいくつかあるが、目の前で切り替わる瞬間を味わったのは初めてだったので少し気持ち悪かった。こんな気持ちになってしまったのは自分の進路の決定に確固たる自信が持てなかったからである。自信が持てない自分がとにかく嫌だった。自分がやりたいことは何なのだろう、何のために大学院へ行くのだろう、と、毎日自分に問いかけていた。ちなみに答えは未だに出ていない。問われたときは模範的な答えでしのいでいる。そして卒業研究がおわり4月より大学院生活が始まった。

初めての一人暮らしは心配だったけれど思いのほか一人暮らし適性はあるらしい。コロナの影響でしばらく実家に帰れそうにないが今のところは問題なく生活できている。この大学院の面白いところは研究室配属が4月ではなく6月にあるという点である。大学院に入ってから研究室を選ぶことができるのだ。僕は入りたい研究室があったので入学前にその教授と連絡をとり研究室内定制度を利用してすでに研究室を決めている。そのおかげでミーティングなどにも参加させてもらっている。そして新しい教授と会話した印象はすごくいい人、ということ。前の教授をディスるわけではないが、前の教授は他人の人格否定が常であった。教授としては素晴らしい能力をもっていたのだが、人間性は耐えることが出来なかった。夏頃は教授と会話どころか目を合わせることも出来なかった。そんな過去がある中で新しい教授は優しく気さくな人であると感じた。まだ研究が本格的に始まっていないがとてもやる気に満ち溢れている。これから就活も控えているが全力で頑張っていこうと思う。また、大学構内の寮に住んでいるということもあり図書室に気軽に行くことが出来る。これが素晴らしい利点で、様々な文献に徒歩3分でアクセスできる。研究室にも徒歩3分でアクセスできる。しかし半径5キロいないにチェーン店はない程の田舎っぷり。もうこれ研究以外することないやろハゲタコ。

以上GWで鬱になってしまった人でした!うぅ!

f:id:tetsuotesun:20210508034142j:image